仮面ライダーメダル

こんにちは。守田ゆき江です。

 

すみれ堂の1階は実家のおもちゃ屋さんです。
先日地元小学校から「一日店長さん」という名目で
小学生が2名派遣され、両親が対応しておりました。
体験型の社会科見学なのでしょうが、
「一日店長さん」ってネーミング、どうなんでしょうか。

 

 


父が何十年も
責任を持ってシャッターを開け続けているお店に対して
軽々しく店長と銘打った子どもが派遣されてくる事に
苛立を覚えるのは過敏な事でしょうか。

「一日店員さん」じゃダメなんか?


今日の記事のタイトル、意味不明な方の方が多いと思います。
仮面ライダーメダル
幼稚園くらいの男の子がおられるお子様の親御さん達の中では
ノドから手が出るほど欲しい、
今、一番ナウいおもちゃです。

仮面ライダーの変身ベルトみたいなんです。
どこにも売ってないのです。
需要と供給のバランスおかしいんですねん。

ヨドバシカメラやトイザラス等、
大型量販店がたくさん仕入れる物だから、
町のおもちゃ屋さんには
めぼしい商品は望む数が入ってきません。
32個の注文を問屋に出しても、
1個入るかどうかです。

ほんとうです。

さかのぼりますが、1995年1月17日。
阪神大震災はおもちゃ屋さんに
今に続く傷を負わせました。
1月17日。
この日が示す意味がわかりますか??
クリスマスとお正月の分の仕入れを
それはそれは沢山したおもちゃ屋さんが
年末分の支払いを待たずに
震災で燃え、つぶれ、なくなったという事です。
問屋さんは年末分の請求を
出すに出せず、たくさん潰れました。
ウチをひいきにしてくれていた問屋さんも
震災を機に、店を畳む事にされたそうです。

町は復興しても
大型店が出来ればみんなそっちに行くし、
来てくれたってめぼしい商品なんて入ってない。
私だって、
買いもん行くってなったら梅田に出るもの。
商売ってホンマ、ただの金儲けじゃない。
割り切れない気持ちを
どこの店長さんもいっぱい味わってると思う。
悔しい事もいっぱいある。


ほんで、仮面ライダーメダル。
今の仮面ライダーはメダルで変身するんですよ。
今ウチのおもちゃ屋さんに来る人の
実に6割がその商品名を訪ねてきます。
もちろん入ってないので、
ごめんなさい、入ってないんです。
って言うのね。
中にはそれを買って、
値段をつり上げてインターネットで売る人もいてる。
量販店にホームレスの人に日給払って並ばせて、
大量に仕入れるって闇商売があります。
1000円のおもちゃが
13000円に大変身。
そういうのって変やと思う。

たまたま先日、ウチにも入ったのですよ。
それはすぐに売れちゃってんけど、
5歳くらいの男の子連れた
30代くらいのおかあさんが買ってくれたらしい。
そしたら、そのお母さんがウチの母にこう言ったらしいです。
「今日、うちの子歯医者頑張ったからホントに喜ぶわ。
 これ、ドコにもないんでしょ。ありがとう。」

ウチの母が
「あの子が遊んでくれるんやったら、
 お父さんが走り回って仕入れた値打ちあるな。」って
お昼ごはん食べながら話してくれました。


おもちゃって基本的にすぐに飽きるし、
大人から見たら
何でこんなん欲しいんって思うもんばっかりやけど、
子どもにとってはそれが手に入るって
夢みたいなもんで夢が叶うって事やと思う。
買ってもらったら
いっぱいありがとう、ありがとうって言って
嬉しそうにして帰るのです。
私も子どもやったから
箱開けるときのワクワクする感じとか
一時の夢中になる感覚ってのがすごくわかる。

1000円のモンやねんから
ほんまに、欲しい子にちゃんと行き届いたら良いのに。
子どもってすっごくすっごく喜ぶのに。

日本の流通業の古くて、要領悪くて、はじっこで。
私の両親が子ども全員を大学まで行かせてくれたお仕事は
嬉しい事も、悔しい事もいっぱいです。






今度は私が
私ができることでがんばらねば。



みなさま、見ててね。
私はやりますよ。






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